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史上最高にアガるエンターテイメント!ついに日本上陸!

音楽業界での成功を夢見るベッカは意に反して入学した大学で、アカペラの世界に遭遇。ダサいと思っていたけれど、活動を続けるうちに奥の深さに開眼。しかも「積極的には友だちになりたくない」タイプと思っていた風変わりなメンバーたちと声を合わせることで信じられないくらいに素敵なハーモニーが生まれることも発見。競争激しい大学アカペラ界の頂点を目指し、ベッカと仲間たちの挑戦が始まる!
ドラマの牽引力となるのは、アカペラ!なんか地味そうだし、楽器が演奏できずにバンド結成をあきらめた音楽好きの最後の手段のように思われがちだが、実はここ数年アメリカやヨーロッパでは密かなブームなのだ。歌を歌うだけではないのが最近のアカペラ。ヒューマン・ビートボックス(ブレイクビーツを口や鼻からの擬音で表現する技術)やボイス・パーカッション(打楽器音を声で真似る技術)を使ってロックやR&B、ヒップホップやジャズなどさまざまなジャンルの音楽を個性豊かにアレンジし、オリジナル曲とはひと味違う作品に仕上げるのがアカペラの魅力でもある。2009年からはアカペラ・オーディション番組『ザ・シング・オフ』がスタートし、スタイリッシュなカルチャー雑誌「GQ」も大学アカペラ界密着リポートを掲載。
本作は「GQ」の記事を書いた編集者ミッキー・ラプキンが執筆したノンフィクション「Pitch Perfect:The Quest for Collegiate A Cappella Glory」を元にした音楽コメディだ。2012年9月にわずか335の映画館で限定公開されたものの、週末3日間で520万ドルを超える興行成績を記録し、即座に全米拡大公開が決定。25歳以下の若者を中心とした世代に口コミで評判が広がり、ロッテントマトでも81%のポジティブ評価を獲得している。音楽コメディとしては『スクール・オブ・ロック』に次ぐ興行成績を上げ、MTVムービ・アワードやピープルズ・チョイス・アワードなどで様々な賞を受賞。公開直後に続編製作も決定した話題作がついに日本上陸する。
ベッカを演じるのは『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされたアナ・ケンドリック。12歳のときにブロードウェイ・ミュージカルで女優デビューした実力派だけあって、歌唱力は抜群。「ベラーズ」入部オーディションでうたった「Cups(Pitch Perfect's ”When I'm Gone”)」はシングルカットされ、YouTubeで約1億8300万再生、全米チャート6位を記録。彼女を囲む「ベラーズ」メンバーもまた全員シンガーとしても通用する実力の持ち主だ。ベッカをスカウトするクロエ役のブリタニー・スノウは、『ヘアスプレー』でうたって踊れる女優と証明済み。「スリムなビッチに陰口を叩かれないため」と自ら“ファット”と名乗るエイミー役のレベル・ウィルソンや、自信の無さを隠したいあまり部員に厳しく当たる部長オーブリー役のアンナ・キャンプも美声を披露する。そしてアカペラ選手権の解説者として、本作のプロデューサーでもあるエリザベス・バンクスとベテランのコメディ俳優ジョン・マイケル・ヒギンズが愉快なコメントをはさんでくれる。
監督は、本作がデビューとなるジェイソン・ムーア。トニー賞受賞のブロードウェイ・ミュージカル『アべニューQ』の演出家として注目されたムーアの、青春コメディと音楽要素を巧みに組み合わせる才能を見込んだプロデューサー陣の抜擢は大正解。
相容れなさそうに見える人間たちが互いに個としての素顔を理解し合うことで強い絆が培われ、その結果として美しいハーモニーを作り出す姿は、きっと観る人を興奮の渦に巻き込むはずだ。